【看護師さん向け】病気の子どもと暮らす家族との関わり方について、悩んでいませんか?

侑子
こんにちは!旅する訪問ナースの侑子です

  

 

”看護師で、普段子どもに関わっているよ。”という話をすると
「小児看護って、難しいよね。」と言われることが、とても多いです。

確かに小児看護は難しいと思うことも多いです。でも、楽しいことや、やりがいを感じることもたくさん。多くの人が、小児看護に関わってくれたらいいなと、日々思っています。



そこで、多くの看護師が「小児看護が難しい」と感じていると予測される点を、以下に3つ、あげてみました。

  1. 小児特融の細やかなケア
  2. 身体面と精神面での成長発達を考慮した関わり
  3. 母をはじめとした家族との関わり

そのうちのひとつ、「③. 母をはじめとした家族との関わり」について、難しさを感じている医療関係者は多いのではないかと思います。

我が子の病気や障害について、辛い思いをされたり、自分を責めてしまうご両親は少なくありません。そのようなご両親の様子を見て、「なんて声をかけてよいのかわからない。」「どのような関わりが必要とされているのかがわからない。」といった思いを抱える看護師もいると思います。私自身、「ご家族になんて声をかけたらいいのかな…」と、悩んだことがあります。

今回は在宅の小児看護において、病気や障害をもつ子どもたちとその家族との関わりの中で、私自身が感じたことと、実際に親御さんから聞いたお話を元に
「病気の子どもと暮らす家族との関わり方」についてお話しようと思います。

母の証言

証言① 結論は、いらない

子供たちの特性や思いを、一番理解しているのは、ご両親です。

もちろん医療者も、よく子どもたちのことを理解されていると思います。が、疾患や病態から子どもの特性を導くことは得意であっても、ご両親ほどの理解には、到底及びません。

「へ〜!そうなんだ!」と、ご両親から教えてもらうことがたくさんあります。子どもたちのおもしろエピソードなんかの話を聞くと和みますね。( ^ω^ )

私は、入浴、内服を始めとしたケア方法などを、母と相談して行うことが多いです。一般的な方法に加えて、よりその子に合う方法を見つけ出すためです。普段の様子を一番知っているのは母親であることが多く、意思表示のための、その子独特のサインなどを知っておられます。

そこで、ひとつ疑問に思ったことが。

「母親が医療関係者でないのに、看護師から何でも相談されることは、心理的に負担になっていないだろうか?」ということです。

そこで、発達障害の子どもを育てる母と、医療的ケア児を育てる母に、それぞれ聞いてみました。

すると

母①
そんなん全然しんどくないし、むしろ嬉しいよ。結局ほどんどの場合、話を聞いてほしいだけで、看護師さんに、結論は求めてないことが多いな。

侑子
な、なるほど…!

これは「看護師からの医療的な知識やケアによるサポートが全く必要ない」というわけではなく、普段の生活面のあれこれについては、”母と相談する”という形で良いようです。生活以外でも、子どもの治療に関する決断など、母たちが困ったり悩んだりしていることはたくさんあります。そういったときに、お話を聞いて、しっかりと心理面でのサポートしてあげるのが良いと思います。

▼まとめ
  1. 子どものことは、父母に相談する。
  2. 話相手になるだけでも助けになっている。

証言② 相談しやすい相手がいい

別の医療的ケア児を育てる母曰く、医師との治療方針が合わないことで悩んだことがあるそうで

母②
全然話を聞いてくれない人で、話したことも覚えてないような先生でした。だから、相談しやすい先生に変えてもらいましたよ〜。

医師に限らず、看護師も気をつけないとですね。看護師が、自分の考えや体験談を、両親に押し付けてしまっている…というパターンもあります。両親の考えや背景があまり考慮されていないな、という例も。そこでの医師や看護師を始めとした医療者の言葉や行動で傷ついた、という母たちも少なくありません。

医療的ケア児や障害とともに暮らす子どもたちを育てている両親は、身近なところに前例のない子育てをしていることが多いです。ストレスや不安も多いでしょう。そんな中で、母親の多くが求めているのは、日頃悩んでいることを話したりできる人。とても理解してくれるし、理解しようとしてくれる。子どものことを一緒に考えてくれる。そういう存在に救われるという母の意見も多いです

▼まとめ
看護師に求められているのは、結論や教育ではなく、一緒に子どものことを考えてくれる姿勢と共感力。

医療的ケアが必要な子どもたちを育てる家族が求めていること

家族と接する中で、知識や技術が豊富な看護師だけが重宝されるわけではないと、感じます。知識や技術は、後々ついてくること。
わからないことがあれば、周りのスタッフに聞いたり相談したりすればいいですしね。

ご両親にとって大切なことは、私たちが我が子のことを大切に思ってくれる人であるかどうか。ということだと思います。子ども、両親ともに、信頼できる看護師であるかどうかです。

小児看護においては、子どもだけでなく、両親・兄弟を含めた家族看護が必要なのです。そして、家族と看護師は、人と人とのお付き合いです。
子どもたちや家族と、心地良い関係が結べるといいですね。

私も日々勉強です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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明日も会いたい人になる。 自分の心のもやもやを解決したい⏩小児看護の道へ。成長の源は、人と旅と看護の出会いから 小児がん3年 / 小児訪問看護1年目 小児医療人集まれ~!の会 主宰(不定期開催)。1992年生まれ。山が好きです。