小児訪問看護に関するQ&A

小児の訪問看護の特徴や、よく質問されることをまとめました。

医療保険、介護保険のどちらをつかうの?

  

40歳未満は、全員医療保険です。

保険制度の範囲内で、週何回訪問看護サービスが受けられるかどうかは、利用者の疾患や状態によります。

  

お手製です。矢印残っていますが許してください。(笑)

以下の別表7・8は、訪問看護の知識としては必須になります。(`・ω・´)
全て覚える必要はないですが、こういうものがあることを認識しておく必要はあります。

 

「特掲診療科の施設基準等*」別表第7


1. 末期の悪性腫瘍
2. 多発性硬化症
3. 重症筋無力症
4. スモン
5. 筋萎縮性側索硬化症
6. 脊髄小脳変性症
7. ハンチントン病
8. 進行性筋ジストロフィー症
9. パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって、生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る)
10. 多系統萎縮症(線条体黒質変性症,オリーブ矯小脳萎縮症 及びシャイ・ドレーガー症候群
11. プリオン病
12. 亜急性硬化性全脳炎
13. ライソーゾーム病
14. 副腎白質ジストロフィー
15. 脊髄性筋委縮症
16. 球脊髄性筋委縮症
17. 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
18. 後天性免疫不全症候群
19. 頸髄損傷
20. 人工呼吸器を使用している状態

  

 

「特掲診療科の施設基準等*」別表第8

1. 在宅悪性腫瘍患者指導管理若しくは在宅気管切開患者指導管理を受けている状態にある者又は気管カニューレ若しくは留置カテーテルを使用している状態にある者
2. 在宅自己腹膜灌流指導管理,在宅血液透析指導管理,在宅酸素療法指導管理,在宅中心静脈栄養法指導管理,在宅成分栄養経管栄養法指導管理,在宅自己導尿指導管理,在宅人工呼吸指導管理,在宅持続陽圧呼吸療法指導管理,在宅自己疼痛管理指導管理又は在宅肺高血圧症患者指導管理を受けている状態にある者
3. 人工肛門又は人工膀胱を設置している状態にある者
4. 真皮を越える褥瘡の状態にある者
5. 在宅患者訪問点滴注射管理指導料を算定している者

小児の医療費は、医療保険制度で8割、子ども医療支給制度(各自治体運営)で2割を負担しているので、訪問看護のサービスは利用者負担0円で受けられることになります。

※子ども医療支給制度は、各自治体の方針によって、負担額:0~数百円/月と幅があります。

(医療保険制度の範囲外で訪問看護サービスを受ける場合は、実費になります。)

  

訪問時間はどれくらい?

  

基本的には30分以上~90分以下の時間内で訪問します。
90分以上は長時間訪問になり、通常の報酬+長時間加算がつきます。

訪問中にわからないことが出てきたらどうする?

  

訪問中は、在宅生活の中で家族が疑問に思ったお話などを聞くことが多いです。その中で、もちろんわからないことが出てきます。

そのときどう対応することがスマートなのでしょうか。

➀緊急性を要することは、その場で他のスタッフに電話をする。

すぐに解決したいことは、遠慮せずに先輩スタッフに電話で相談します。

  

なんでも1人で解決する必要はないです。
誤魔化したり、ウソの情報を伝えないように、誠実な対応を心がけます。

  


②緊急性を要さない疑問点は、「事務所で相談してきます」と伝える。

わからないことは、「わからない」と家族へ正直に伝えます。

  

子どものことで家族が困っていることを、一緒に考えながら解決していけばよいので、必ずしもその場で全て完結する必要はないと思います。

  

他のスタッフと相談した結果を、次の訪問で家族に伝えたり、内容によっては電話連絡して伝えたりしています。

とにかく、わからないことをわからないままにしておかない。
知ったかぶりをしない。わからないものは、わからないと言う。


家族が知っていることであれば、家族に教えてもらいます。

1つ1つの丁寧な対応が、信頼関係構築に繋がります。(^ω^)

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家族になんと声を掛けたらいいのかわからない…

  

家族の雰囲気は、それぞれです。

  

子どもの病気や障害を受け入れて暮らしている家族。

病気や障害が受け入れられず、葛藤している家族。

前向きに見える家族でも、子どもの今後の成長を不安に思っておられることが多いです。その家族の話を聞いて「なんと声をかけてあげたらいいのかがわからない。」と感じる看護師は、少なくありません。

  

今までの経験からですが、どんな言葉よりも、話を聞くということが一番重要なコミュニケーションだと思います。

  

「辛かったですね。」「不安ですよね。」
「困ったことがあれば、いつでも電話してくださいね。」

 

家族の話の背景を思いながら、一言言葉をかけてあげるだけでも、安心感を与えられます。

  

何かを話さないと…!と身構えるよりも、まずはお話を聞いてみることが、何よりも大切だと思います。

  

以上、小児訪問看護に関するQ&Aでした。

訪問看護は、子どもならではの項目がまだまだあると思うので、また更新いこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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明日も会いたい人になる。 自分の心のもやもやを解決したい⏩小児看護の道へ。成長の源は、人と旅と看護の出会いから 小児がん3年 / 小児訪問看護1年目 小児医療人集まれ~!の会 主宰(不定期開催)。1992年生まれ。山が好きです。