病棟看護師から訪問看護師になるまでの気持ちの変化とこれからの生きる道。

こんにちは、ゆうこです(@kchanotabi)

  

  

小児病棟で3年働いて、その後訪問看護師に転職しました。

  

2018年末時点のデータによると、就業看護師の数は121.9万人。
そのうち訪問看護師の割合は2.5%。
つまり、訪問看護師の総数は30475人余り。


その中でも4年目の年に訪問看護を始める看護師は少なくて
キャリア的には珍しいとされています。
(最近では新卒で訪問看護を選択している人も
ちらほらいるみたいですね(^o^)/) 

  

そこで今回は、私が小児看護師になったきっかけ、
仕事を通して親子の在り方について学び、
病棟看護師から訪問看護の道に進もうと思った
過程の話をしようと思います。

小児看護師になったきっかけ

 

自分の性格が好きになれない。
自信がない。
人から好かれたいけれど、ずっと誰かと一緒にいるのは疲れる。
負の感情を上手に処理できない。

  

これが子どもの頃から抱えていた悩みです。

  

幼少期から、人に怒られないように
迷惑かけないように、好かれるようにと
周りの様子を伺って過ごしていました。

  

本当はそんな感情を持ちたいわけではないのだけれど
うまくコントロールができなくて
人間関係はイマイチで
なんとなく満たされない人生…。

  

そんなとき、10代後半で迎えた大学受験に失敗。 

それがきっかけで
「私はなにを実現したくてこれからを生きていくのか」
という疑問に向き合うこととなりました。

  

このときに湧き上がってきた気持ちが
「自分について知りたい」ということ。

  

感情の起伏が激しい自分を変えたい。
これからを前向きに生きていきたい。
と思ったからです。

  

私を形成した過去に全ての原因があると思っていたから
子どもの発達心理に興味を持ちました。
そしてもともと興味があった人の体の仕組みについても
学びたいと思い、看護学を専攻しようと決意。
(看護学で自分の学びたいことが学べるってわかったからです。)

ここから小児看護の世界にハマっていくこととなります。(`・ω・´) 


  

生死に向き合い、自分の生き方について考える

東京で過ごした3年間

  

大学卒業後、地元を離れて東京で働き始めました。

  

小児がんの病棟で働き始めます。

本当にガムシャラに働いた3年間でしたが、
ここでの経験と、職場の同僚やこどもたち、その家族との出会いは
今後の人生の財産となっています。

☟関連記事

過去への後悔を捨てて、今を見つめる

がんは治る病気にはなってきたものの
全体の30%ほどは予後が厳しいのが現状です。


大好きな子どもたちが亡くなっていく現状を見て

看護師が彼らに何ができるのだ…と
胸をきゅっと締め付けられる思いで
何度何度も考えました。

そして今を懸命に生きる子どもたちを見て、
自分の日常の過ごし方も見直そうと。


「なんとなく過ぎる毎日」ではなく
私も今を生きたいと強く思いました。

あの時ああしていたら…。
あの出来事が無かったら、今はもっと幸せだったのではないか…。

  

それまでの日々はタラレバばかりでしたが
この現場で働くことをきっかけに
過去にとらわれる自分に、疑問さえ感じ始めました。

  

”誰もが例外なく大切にされる存在”という気づき

過去にとらわれていたことの一つは
「親の期待に応えたいと思うことが
とても苦しかった」
という経験。

  

偉いねって言ってほしい。
よく頑張ったねってほめてほしい。

でも親から期待した答えがもらえなかったら
「もう!なんでわかってくれへんねん!」って
すねてしまっていたんですよね。

  

私の場合、「わかってもらえない」という感情が膨らんで
自分は大切にされていない存在なんだ。

言うことを聞かない私はダメな奴なんだ。
と変換されてしまっていました。

  

親など特定の養育者との愛着形成(※)が
うまくいかなかったことによる障害を”愛着障害”といいます。

  

人に頼ることが苦手、人間関係が不安定、自己評価が低い…など
特徴は様々ですが、大人になってからも親などとの家族関係がうまくいっておらず、
人とある一定以上の親密な関わりができないなどの特徴があります


実際に小児看護の現場で働いていると

子どもに明確な愛情表現ができていなかったり
声を荒げてしまっていたり
なんでこんなことになったんだと嘆いていたり。


親子の様々な場面に関わる機会があります。

今後の愛着形成の育ちが心配だなと
気になる家族もいました。

それでもその親たちとよくよく話してみると
みなさん子どもへの深い愛情をもっていらっしゃるんです。

  

「自分の子どもが病気」という厳しい状況で
多くの葛藤を抱えているけど

やっぱり自分の子どもは可愛い。と
子どもの幸せを願っておられます。

将来の理想像はあると思うけれど

 
    • 子どもに障害があるないなんて、関係なく愛おしい。
    • 予後は見込めないけれど、わずかな治療の可能性に賭けたい。
    • 脳死状態でも、一緒に生活していきたい。

 

このように言う親たちの気持ちを想像すると


根本の願いは、子どもは存在しているだけでいい
ということだろうと
出会った家族を通して思いました。

  

愛情の表現方法は違っても
どの親にとっても子どもは大切な存在。
私の両親もきっとそう。

  

自分の存在価値なんてないって思ったこともあるし
自分の気持ちに共感してもらえない悲しさを
感じたこともあるけれど
それはもう過去の話としました。

  

たくさんの親子が教えてくれたことだから。

  

自分の人格形成に、親や兄弟が深く関与することは
間違いのないことです。
周りの大人が子どもの世界を作り出しているところもあるので
看護師の関わり方を考えることもとっても大事。


でも変わりたいと願えば、自分の考え方や性格も変えられます。

  

他者に幸せにしてもらおうとするのではなくて
自分が自分の幸せを願い、存在価値を高める考え方にする思考が
大切なのではないかと思うようになりました。

  

考え方や行動をかえるだけで
相手の行動も自然と変わるなと実感しています。

  

補足
(※)愛着形成とは
特定の養育者と情緒的な関わりを持ち、心と体の安全を形成すること

参考図書
気になる方はこちらもどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334037755/hatena-blog-22/

愛情表現の方法を学ぶために
ベビーマッサージを勉強して指導資格を取得しました。

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多忙な生活に、謀殺される毎日

「看護師さん忙しいよね。夜勤あるの?大変でしょう?」

こう言われることがよくあります。

正直言うと看護師の仕事は自分の命を削って働いている
といっても過言ではない労働環境の中働いています。(;´・ω・)

  

生活リズムの乱れは、体調を崩しがちになります。
生理不順は当たり前です。

ホルモンバランスの乱れやストレスで肌も体もぼろぼろ…。

夜勤に関わらず、日勤の仕事でも
時間内に終わることは珍しいことでした。

帰宅は21時、が当たり前の毎日です。

ストレスで、散財します。
過食になる人もいます。

内科、精神科に通院しているなど
珍しい話ではありません。

  

私は看護師の仕事は好きです。
やりがいも感じるし、たくさんの子どもたちや家族に
関わることができる素敵な仕事であると思っています。

  

けれど、どんなに好きな仕事でも体が資本。

ハードすぎる勤務形態では
続けたくても続けられない。

たくさんの看護師が育成されているにも関わらず
慢性的な看護師不足である原因の一つは
過酷な労働環境にあります。

  

なかなか環境が改善されないことが、
多くの病院の現状です。

医師、看護師の働き方改革は実現するのでしょうか…。(;´・ω・)

  

激務の中続けられたのは
受験失敗という挫折から得た
「自分を知りたい」と思ったわくわくと、
仕事を通して出会ったたくさんの人たちのおかげです。

何度も何度も”原点回帰”したことが
辛いときを支えてくれていました。

しかし年数が経つにつれて体と心が悲鳴をあげ、
病棟での仕事を続けることが難しくなりました。

  

自己働き方改革で、訪問看護師になることを決意

看護師3年目の夏に転職サイトで
新たな働き方を検索しているとき。

フリーランスの働き方に興味があったので
看護師のフリーランスっているのかな?
と興味本位で検索をかけてみたところ…

検索 → 🔄「看護師 フリーランス」

検索がヒット!!!( ゚Д゚)

検索に引っかかったのがこちらのサイト↓

peraichi.com

ゆる活ナースayakaさんのブログ↓

【看護師ブログ】ゆる活ナースがこのブログを赤裸々に書く理由とは…? – ゆる活ナースayakaのブログ

  

情報を集めるべく
「フリーランスナースの賢い歩き方」のお茶会に参加。

 

そこから人生の方向が急転換しました。

看護師の働き方の多様性を知り、
〇年病院で働かないと、とか
プリセプターやらないと、とか
そういう固定概念に縛られなくていい。


もっと自由に働いてもいいのだと思えるようになったんです。

自分のやりたいことを実現するには
多方向から目を向けることで可能性が広がります。

  

多様な働き方を知って
もっと自分の考え方や体を大事にしようと思えました。

  

小児がん病棟で働く中で
病気や障害をもつ子が自宅でどのように過ごしているのか知りたい。
在宅での看取りに関わりたい。

という思いが出てきていました。

勇気を出して訪問看護やってみよう!!

転職を決意した私は
年度末で退職することを師長に伝えました。

(本当に良い師長さんで、今後を応援してくださる方でした…(;_;))

  

転職・自分らしい働き方

退職後、数か月間に大好きな旅に出かけ
自分の内面と向き合い続けます。
アルバイトで派遣看護師もしていました。

派遣の中でもツアーナースという
小中学生の宿泊学習に付き添う看護業務を経験。

  

実際に働いてみて、「派遣」というジャンルを
過小評価していたことを反省しました。
派遣看護師は、各々の実力が発揮される現場でした。

なので、実力が足りなかったり、何かトラブルがあると
もう仕事をもらうことができなくなります。

病院のような、守られた場所ではないということです。

楽しくもあり、身の引き締まる思いもできて
本当に良い経験がでした。

  

自分を常に客観的に見つめていくことを忘れたくないと
思う機会となりました。

 

病棟看護師☞ツアーナースを経て
現在は小児の訪問看護師をしています。

多様な働き方をしている看護師と出会い
経験年数に物怖じしない働き方を実現したい。

やる気があれば何事も実現できる。

自分のやりたい仕事を、細く長く続ける道を進んでいきます。

とにかくなんでもやってみる!

一つの概念にこだわる必要なんて全くないんですね。(^ω^)

わからない自分を受け止めること

今までの私は将来象も勉強も恋愛も、
必ず誰かの目を気にして誰かの評価を待っていて。
万人にわかってもらいたい認めてほしいという
承認欲求に飢えていました。

  

その結果、満たされない気持ちが苦しくて、
もっと見てほしいと、とんでもないことをしてみたり
突然、人との関係を断ち切ったり。

  

自分で自分がわからなくなることが本当にストレスでした。

周囲とうまく縁を紡ぐことができないと悩み、
人と向き合うことを避けて支えてくれる人が
たくさんいることにも気づけずに、
孤独の海にすっかり埋もれていました。

  

けれど自分の気持ちに丁寧に向き合うことで
心惹かれるものを見つけることができて
温かい人との繋がりを感じることができて
過去の自分も受け止められるようになりました。

  

自分の気持ちに向き合うことは
これからもあきらめずに続けていきたいことです。

これからの生きる道

  

家族、私のそばにいてくれた友、
時には厳しい言葉をかけてくれた人達
勉強で養った思考、価値観をぶっ壊してくれた旅
いつでも受け入れてくれる山、
看護の仕事で出会った全ての人達
過去をプラスに変えてくれたコーチング
発信を支えてくれるオンラインサロンのミレラボ…

その他の書ききれない点と点同士が
線で結ばれていったことで

私は少しずつ変わることができて
歩むべき道を進むことができています。

人の心は簡単には変えられないけれど、
言葉や行動を変えることで
自分の考え方は変わることができる。

  

そこから生まれた新たな縁や遠く離れていた縁が、
結ばれていったり離れていったりすることを
繰り返していくのでしょう。

  

私の研究対象は自分です。

自分の日々の疑問や、
もやもやした気持ちに真摯に向き合うことで
生きる姿や生きる道が変わることができると
実感しているからです。

  

その向き合い方全てが、
目の前の人との向き合い方に反映されています。

また進むべき道がわからなくなったとしても
自分に向き合い続けることで
思い描く理想の生き方に
近づくのだろうと思うのです。

  

以上が小児看護師を目指すきっかけから
訪問看護師になるまでの過程、でした。

さいごまでよんでいただき
ありがとうございました!

ゆうこ

私の願い

  • あらゆる状況の子ども達が自律して、生きやすく過ごせること
  • 子どもたちの居場所があること
  •  愛を与えれる、感じれる、受け取れる人が増えること
  • 幸せな家族が増えること

☟このようなお喋り会も主催しています★

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【看護師/ベビーマッサージ講師/小児タッチケアセラピスト】 人格形成の原点はどこ?を解決したい⏩小児看護の道へ。 細く長く看護師続けたい! 成長の源は、人と旅と看護の出会いから 小児がん病棟勤務→27歳で訪問看護師になる。 明日も会いたい人になることが目標です。 小児医療人集まれ~!の会 主宰(不定期開催)。 1992年生まれ。山が好きです。