年齢や経験へのプレッシャーなんて、捨てたらいいと思う。

  

若いからパソコンできるでしょ。
若いから子どもに好かれるね。
若いからできなくてもしょうがないよ。

まだ若いんだから…

  

転職を機に東京から地元に戻ってきてから、
やたら「若いから」と言われるようになった気がする。

  

はじめは何の違和感もなかった。
私が働く訪問看護ステーションでは
同僚が40~60代のベテランさんばかり。


また訪問看護ステーションの中では数少ない
小児を受け入れているステーションである。

若いスタッフは子どもから好かれやすい。
子ども達からちやほやされている。

  


私のことを、「若い若い」ということは
20代がぽつっと1人いる状況ならば
仕方ないかなと思っていた。

  

けれど、あまりにも毎日言われるものだから、
次第に違和感を感じるようになっていった。

  

  

焦らなくていい、という教え

  

「若いから」を使う意味として、
直感的に「見下されているだけなのかな」と思った。

まだまだ下っぱだと、暗に言われているのかな、と。

  

「今どきの高校生は化粧するの?」
「流行りにはついていけへんわ~」

  

日常会話的によくあるようなやり取りだが、
例え自分に関係のないことでも


「あなたのことは理解できない」と


言われているように感じるし、
年下だからとバカにしているのかな
とついつい思ってしまう。

  

年の差は埋まるわけではないし、
私が経験積んで信頼を勝ち取るしかないのかな…
と思いながらもんもんとしていた。

  

そんな状態で入社2カ月が経ったある日
たまたま上司と話す機会があった。

  

  

「最近どう?一人で任されることが増えて、辛くない?」

私は、一人でお家を訪問することにも慣れてきた。
こどもに顔を覚えてもらえてきた、など
のたわいもない話をしていた。

  

すると、上司が言った。

「何でもすぐにできるようにならないといけないって、焦らなくてもいいからね。私たちは何十年と培われた考えがこびりついてしまっていて、柔軟に考えられないところがあるけれど。他のスタッフは、あなたにもっといろいろさせてあげたらというのだけれど。まだ若いから、技術的なことはすぐ覚えられると思う。
それよりも“家族の中で子どもが育っていく”、という考えをゆっくりしっかりと身に付けていってほしいの。子ども達が、私たちがお家に訪問して何が楽しみかって、遊ぶ人が来てくれた~!ってことだと思うから。若くて元気な人が来てくれたら、子ども達も喜ぶから。」

この言葉を聞いて、じんわりと込み上げるものがあった。
必死に背伸びしようとしていた自分に気づいたからだった。

  

 

わたしは新しい職場に転職して
自分よりはるかにキャリアを積んでいる先輩方と
一緒に仕事をしている。

  

その中で、経験にはかなわないなぁと思いながらも
どこかで「自分も頑張ってきたから、私の経験も認めてほしい」
という思いがあったのかもしれない。

  

「若いから」という言葉にアンテナが引っかかったのは
私自身が”年齢や経験”といった枠組みにとらわれていたからだろう。

年齢を重ねるごとに、何歳で何ができていて…という
自分の理想や課題を自然と形成してしまう。


そして、そのことが実現できていないと焦りを覚え、
自分や年齢への劣等感を感じてしまうのではないか。

  

30代が近づくと結婚や出産に対する焦りが生まれるのも
そのためだと思う。性経験に関する悩みも同じだと思う。

  

先輩方も、ついつい「若いから」と言ってしまうのは、
自身のキャリアと年齢へのプレッシャーが、
少なからずあったのではないか。(あくまで想像)




また私達後輩からの、無意識の期待感もあるのかもしれない。
つまり、“これくらいの年齢や経験年数なら○○はできているだろう”
という考えだ。

  

年齢や経験は、大切な一つの指標になる。
しかし、それにとらわれすぎると
その人本来の素性が見えにくくなってしまう。

 

結果として、その指標でしか相手のことを
見れなくなってしまう。

  

年齢や経験に囚われず、それを越えて
取り組むべき互いの課題に向き合うべきなのだろう

  

年齢や経験へのプレッシャーなんて
捨てたらいいと思う。

  

若さは尊い

  

上司と話していてもうひとつ思ったのは
若い”は尊いことなんだということ。

  

20代は多感な時期であり、
ついつい人の目を気にしたりしてしまうことも多い。

けれど、40代や60代の人から見ても、
やっぱりなんでもチャレンジしやすい年代は20代なのだ。

  

気持ちは若くても、年齢を重ねると体は確実に死に向かっていく。

  

一方で、今の行動や思考の習慣は
意識を変えたり習慣を変えたりしない限り、
3年後も10年後も一緒だろうと思う。

 



習慣や考え方は変わっていないのに、
体だけ衰えていくとは、寂しい。

 

 

だから、健康な体で、尚且つ「若い」ということが
とても尊くてうらやましいことなんだ。

 

「20代で○○すべきこと」みたいな本が多くあるのは、
チャレンジしやすい年代であることや、
いろいろな考えを柔軟に取り入れやすい時期だからだろう。

 

 

体と心をすり減らし
自己犠牲している場合でもないし、
だらだらしている場合でもない。

  

”今を生きる”とは、言うのは簡単だが、
具体的な表現はというと、難しい。

  

身の丈に合ったことをしながら、
常にアップデートしたい気持ちがないと
成長はできない。

でもとにかく今やれることは時間がかかってもやり遂げる。
今を生きるということは、そういうことではないかと
思っている。

  

年齢や経験へのプレッシャーを捨てよう

  

年齢のプレッシャーや劣等感を感じる必要はない。

明らかに思考は停止し、
行動の幅を狭めてしまうからだ。

私がどう生きていきたいのか。
どのような生活がしたいのか。


どこに向かっていきたいのかという
向き合うべき課題と向き合い、
体が若いことにありがたいと感謝をしながら
今を大切に過ごしていきたい。

  

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【看護師/ベビーマッサージ講師/小児タッチケアセラピスト】 人格形成の原点はどこ?を解決したい⏩小児看護の道へ。 細く長く看護師続けたい! 成長の源は、人と旅と看護の出会いから 小児がん病棟勤務→27歳で訪問看護師になる。 明日も会いたい人になることが目標です。 小児医療人集まれ~!の会 主宰(不定期開催)。 1992年生まれ。山が好きです。