​私たちが大切にしていること

あなたの人生、という旅に寄り添うよう在れること。

私達がいつも大切にしている姿勢です。

あなたが大切にしていること、大切にしてきたことへの理解にいつでも努め、共に大切にする支援者で在り続ける。

それは全ての医療・介護に通じる当然の姿勢だとも思いますが、“治療最優先であるべき場”としての病院ではなく“あなたの居場所”への訪問看護だからこそより深く、より具体的に実践できるものと捉えています。

パーキンソン病の男性への訪問看護で、こんな場面がありました。

転倒を繰り返し、家の中は伝い歩きでようやくトイレまで辿り着く、というような状態でした。

指先も不自由になり食事も食べこぼしが増え、生活全般に妻の介助を得て暮らしていました。

訪問が始まって3回目くらいの頃。

男性の趣味の話から“木彫り熊”の話題になり「そうだ。2階の書斎に埃かぶったやつがあるよ」と教えてくれました。

2階に上がり書斎を見渡すと確かに書棚の上にひっそりと木彫り熊が居ました。

木彫り熊は数年以上分の埃を被って真っ白でした。

早速『次回までに手のリハビリとして熊を磨き上げる』ことを約束しました。

次に伺った際「磨いといたよ、ほれ。ゆっくりしか出来ないから何時間も掛かって大変だったんだから。」と見せてくれた熊はぴかぴかに磨かれどこか誇りを取り戻して見えました。

逝去されて7年が経ちますが、今でも嬉しかったエピソードの一つです。

いつでも、相手が大切にしてきたモノ、大切にしたいコトを尊重した訪問看護で在りたい。

 

それを為す為に必要なことは医療介護技術だけでない。

多様な価値観、果てない好奇心を携えてお伴し続ける。

 

私達のシンボル『看護バッグを背負った熊』は、そういう想いを込めて作ったロゴマークです。

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